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【ネット銀行】災害に弱いネット銀行でのお金の下ろし方【災害時のお金の備え】

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【結論】ネット銀行は災害時に弱い

災害時のネット銀行の弱点
  1. キャッシュカードをなくすとATMでお金をおろせない
  2. 電話による本人確認の上で10万円を限度に本人名義の他行口座へ振り込み
  3. 実店舗のある他行口座を持っていないと対応できない
  4. 実店舗のある銀行のキャッシュカードもなくした場合は窓口でさらに本人確認が必要

結論!

ネット銀行は災害時に弱い!

キャッシュカードをなくしてしまうと、提携ATMでお金をおろせないので現金が使いたい場合には困ってしまうことになります。

現在ではスマホだけでATMからお金をおろすサービスもありますが、まだまだ浸透してはおりません。

便利すぎることも
災害時には不便に
なることもあるんだね

そういうこと!
実際にどんな対応
なのかは

次で見ていくよ!

 

ネット銀行主要3社の対応

では、主要ネット銀行各社の被災時の対応について見ていきましょう。

※いずれも東日本大震災の時の対応です。

楽天銀行

ネット銀行
キャッシュレス
災害に弱い
楽天銀行
住信SBIネット銀行
paypay銀行
引用:楽天銀行の対応
楽天銀行
  • 電話での本人確認
  • 本人名義の他行口座へ振込
  • 1人につき1回のみ、10万円まで
  •  

    住信SBIネット銀行

    ネット銀行
キャッシュレス
災害に弱い
楽天銀行
住信SBIネット銀行
paypay銀行
    引用:住信SBIネット銀行の対応
    住信SBIネット銀行
  • 電話での本人確認
  • 本人名義の他行口座へ振込
  • 1人につき1回のみ、10万円まで
  •  

    paypay銀行

    ネット銀行
キャッシュレス
災害に弱い
楽天銀行
住信SBIネット銀行
paypay銀行
    引用:paypay銀行の対応

    paypay銀行のホームページでは詳細は書かれていませんでしたが、まず電話が必要なことから上記2社と同様の対応になると思われます。

    paypay銀行
  • 電話での問合せ
  • いずれの銀行も地震などの災害に被災したことでキャッシュカードを紛失してしまった場合には、電話による本人確認により「本人名義の他行への振込」を受け付けています。

    ではネット銀行のお金を実店舗のある銀行に移したあとは、どうなるのでしょうか?

     

    実店舗がある主要銀行の対応

    ここからは
    元銀行員の
    わたしが
    お答えしましょう!

    私が銀行員時代には、「災害時の現金の引き出し対応訓練」をやっていました。

    先ほどのネット銀行と同様に、次のような場合に備えた訓練です。

    • 預金通帳&キャッシュカードの紛失
    • 届け出印の紛失
    • 本人確認書類の紛失

    これらの処理は停電時にシステムが完全停止した場合でも対応できるように、紙ベースでの処理をしていました。

    このような対応を取る理由は、日本銀行から金融機関に対して次のような要請がされることがあるためです。

    ネット銀行
キャッシュレス
災害に弱い
楽天銀行
住信SBIネット銀行
paypay銀行
    引用:日本銀行HPより

    いずれの場合も非常時の対応とはいえ、多少なりとも時間がかかります。

    災害時ともなればお客様が殺到するので、かんたんにお金を引き出せるわけではないのが現実ですね。

    ということで、ネット銀行から他行口座にお金を移すことができたとしても、またしても待ち受ける本人確認

    ネット銀行にしろ窓口のある銀行にせよ、本人確認は必須ということです。

    いくら災害時でも
    自分のお金が勝手に
    引き出されていたら
    困るもんね…

    災害時はゆうちょ銀行だけ特別対応

    また、災害時においてゆうちょ銀行だけは他の大手銀行と対応の違いがあります。

    ゆうちょ銀行だけは20万円まで払い戻すことができるのです。

    ちなみに大手銀行窓口では、災害時に本人確認が出来た場合には10万円を限度として引き出すことができます。

    このような点から日本全国どこにでもあるゆうちょ銀行口座を持つことは、災害時の備えにもなっているというわけです。

      

    実はキャッシュレスが災害時に強い側面も

    災害時に強いキャッシュレス
  • 現金がなくても決済できる
  • 現金と違って「紛失」という概念がない
  • 紛失や不正利用に対応してくれる
  • 意外かもしれませんが、実はキャッシュレスの方が使える場合だってあります。

    また、就寝時や普段の生活の中では、スマホは何かと手元に置いている方は多いものです。

    家の中で財布を肌身離さず持ち歩いている人はいません。

    このことから、避難する時に必ず持っていくであろうスマホが切り札となることも十分にありえます。

    ただし、スマホ決済ができる店舗が停電していないことが大前提となります。

     

    【まとめ】ネット銀行の対応|災害への備え

    大災害時にネット銀行からお金を引き出す方法

    災害時のネット銀行の対応
  • 電話での本人確認
  • 本人名義の他行口座へ振込
  • 1人につき1回のみ、10万円まで
  • ※上記に当てはまらない銀行もあるかもしれませんので、まずは自分のメインバンクに問合せてみてください。

    災害への備え

    災害への備え
  • 家族全員で災害時の行動を話し合っておく
  • 災害時にはどうやって行動するか事前に調べておく
  • 非常時には現金とキャッシュレスの両方を使えるようにしておく
  • 停電やシステム障害が発生すれば、ネット銀行からお金を降ろすことは困難となるでしょう。

    「お金は寝かせて増やしなさい」という本の中においては次のような記述があります。

    キャッシュもある程度の金額は、生活圏に店舗があるメガバンクや地銀、ゆうちょ銀行などに入れておく必要があるとわかりました。

    震災のときは、被災地域のコンビニでは停電でATMが使えませんでした。いくらネット銀行の口座にお金があっても引き出せない状況が実際にありました。

    引用:お金は寝かせて増やしなさい
    (水瀬ケンイチ)
    第5章 涙と苦労のインデックス投資
    15年実践記

    お金は寝かせて増やしなさい
    (著者:水瀬ケンイチ

    ネット銀行のサイトでは「電話による本人確認」なんていともかんたんに書いてあります

    しかしながら、大地震などの災害時には当然のように電話が殺到するので、回線が混雑するのは目に見えています。

    実店舗でさえも多数の人が殺到すれば、当然のように時間がかかります。

    「普通預金の金利が高い」という理由でネット銀行に全ての現金を預けている人が多くなってきています。

    『お得だから』、『便利だから』

    これらの理由だけでネット銀行への過信は禁物

    災害時への備え」という考えで「実店舗のある銀行への預金」も検討の余地があります。

    また、「非常持ち出し袋」の中に現金を入れておくことも必要です。

     

    とにもかくにも

    自分と家族を守ることを第一優先に考えた行動

    このことについて、普段からよく考えて、家族で話し合っておくことが大事です。

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