2022年に読んでよかった、この本をおすすめしたい!
そんなベストバイ本をランキング形式でご紹介
厳選に厳選を重ねたのですが、中途半端な11冊という数になりました😅
第11位 おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ
登場人物3人の会話形式によるおカネのお話
主題は「おカネを手に入れる6つの方法」
- かせぐ
- ぬすむ
- もらう
- かりる
- ふやす
- ???
6つ目の方法を巡ってあれやこれやと議論をすすめていくので、読者も自然と考えを巡らせることができます。
この本の一番の驚きは『作者が自身の3人の娘に「面白い物語を読んでいるだけで、お金や経済の仕組みがわかる本」を読ませたいと7年かけて「家庭内連載」した小説を書籍化した』というところ
自分の子供のために連載小説を書くなんてことができる作者の親心に驚きを隠せません!
第10位 敗者のゲーム(第8版)
言わずもがなインデックス投資本の名著
すでに第7版を読んでいたこともあり上位に食い込むほどではないのですが、また新たな気付きや考えさせられることも多い内容
個人的には「ランダム・ウォーカー」よりもページ数が少なく読み進めやすい1冊
インデックス投資の歴史を知り、未来に生かすための1冊です。
第9位 マンガ お金は寝かせて増やしなさい
投資初心者必読の「お金は寝かせて増やしなさい」のマンガ版
マンガ版といえど、マンガだけでインデックス投資の全てがわかるわけではないので、文章は多め。
全部マンガだと思って手に取ると「あれ?」っとなるかもですが、本全体の内容は投資初心者必見の内容ばかり。
インデックス投資の入門書として…、特に「投資のリスク」を理解するはじめの1冊として読むことをおすすめします。
マンガ版ではない「お金は寝かせて増やしなさい」をすでに読んでいたこともあり、過去にレビュー済みです。
お金を寝かせる?
第8位 全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
今から投資を始める人の悩みがこれ1冊で全て解決します!
投資を始めた頃は、いかに儲かるか、いかに損しないか、そのためにはどの銘柄に投資するのか、と考えがちです。
そんな悩みの答えがこの1冊が詰まっています。
そもそも「絶対儲かる投資」、「絶対損しない投資」なんてものは存在しないんですけどね😅
株クラではたくさんの情報が溢れ返っていますが、普通の人はこの本に書かれている内容を実践するだけ。
現代のインデックス投資の最適解がここにあります。
第7位 カラー図解でわかる金融工学「超」入門
取っつき難い金融工学についての「超」入門書
デリバティブ取引やリスク管理の基本となる考え方にふれることができます。
「デリバティブ取引」と言われても投資初心者には何のこっちゃ…?
そんなモヤモヤはこの1冊で解決!
本書の大きな特徴としては、登場2人の会話形式で話が進んでいくので、堅苦しくなることはありません。
投資を始めてから、まさか金融工学の勉強にまで手を付けることになるとは思いませんでした😂
第6位 ファイナンス理論全史
これまでの歴史とともにファイナンス理論を学べます。
前半ではファイナンス理論について、後半では歴史を振り返りながら理論通りには行かない現実を知ることに。
現実は理論通りではないから、大きく儲かる人もいれば大きく損してしまう人もたくさんいる。
だからと言って「普通の人」の資産形成において理論を無視してまで、我流を貫く必要があるのか?
機関投資家であってもリスクを推計するために理論は必要となるのに、個人投資家が理論を無視してリスクの推計をしなくていい理由にはならない。
簡単に言ってしまえば、理論をひっくり返すほどの持論がないなら素直に理論に従うのみ。
本書のような理論のお話は一般的にはウケが悪いので、You Tubeなどではまずお目にかかることはできません。
だからこそ本書のような「本」を読んで自分から積極的に学ぶしかありません。
投資と長く付き合うためには、理論との付き合い方こそが大事だと認識させられました。
第5位 独学大全
「鈍器本」と言われるこちらの本
私はKindleで読んだので分厚さはわかりませんが…、圧倒的ボリュームの500ページ!
モンハンの攻略本並みの分厚さと言えばわかる人にはわかるはず!
途中挫折するかと思いましたが、読み切りました…。
読み終わってみて、自分が今までどれだけ闇雲に勉強していたのかがよくわかりました…。
この本に中学、高校の時に出会っていたら勉強への取り組み方も少しは変わっていたのかな?
なんて思いましたが、若い頃にはそもそもこの本を読みきらない可能性の方が大!
そう考えると今からでも独学での勉強方法を学べたことが幸い。
さすがに全ての勉強方法を実践することはできませんが「これなら簡単に取り入れることができるぞ」といった様々な技法が図や表で解説されているのでありがたい。
「学ぶこと」をあきらめたくない!
そんな方におすすめの1冊です。
第4位 人生100年時代の年金・iDeCo・NISA戦略
まさにタイトル通りに人生100年時代を生き抜くための「年金・iDeCo・NISA」の活用術がぎっしりとつまっています。
特筆すべきは、年金とiDeCoの活用術
この2つはセットで考えるべきであるかのように、関係性が非常に高い!
iDeCoの話となると何かとデメリットばかり語られがちですが、受取時の税金を払わない戦略が紹介されていたり、iDeCoは年金とセットで考えることで、制度を最大限に生かすことができそうです。
とにもかくにも、「年金で老後生活は安泰」というひと昔前のイメージをアップデートし、自分たちで老後の生活を考える時代に直面している認識を持つべきです。
第3位 知らないと損する年金の真実
この1冊で年金報道との向き合い方、将来の年金への考え方が180度変わりました。
「日本人の9割がしている勘違い」は言い過ぎではなく、もはや真実なのでは…?
日本の年金は「賦課方式」
この言葉が初見の人は絶対にこの本を読んでください!
日本国民全員が年金に対する正しい知識を持つことこそが、年金との正しい付き合い方であると思います。
年金の話となると「損だ!得だ!」と語られがちですが、年金の本質はあくまでも「保険」であることを忘れてはいけません。
年金と正しく向き合う事で、老後生活への備え方が大きく変わることは間違いありません。
年金に少しでも「不安」を感じる方の不安要素を1つ1つ丁寧に取り除いてくれる1冊です。
第2位 つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!
つみたて投資では老後のお金の使い方を「出口戦略」と言うことが多々あります。
本書では投資の出口「投資信託の取り崩し方」に焦点を当てて誰もが再現可能な「つみたて投資の終わり方」を提言しています。
詳しくは以下のレビュー記事にて!
投資の出口に向き合う
第1位 ファイナンス理論入門
この本の内容は目から鱗が落ちるものばかりで、インデックス投資をする人には是非ともおすすめしたい1冊です。
インデックス投資だけでなく投資を始めたばかりの全ての人におすすめです。
私も投資と言えば「個別株」のイメージから始まったのですが、本書では「個別株」投資をばっさりと切り捨てています。
「リターンの源泉はリスク」
つまりリスクがあるからリターンがあるということ。
個別株は理論上は分散によりリスクを「ゼロ」とすることができるので、個別株からはリターンが生まれない。
この考えに触れた時に理論を学ぶことは実に面白い!と感じました。
投資をする誰もがリスク管理は必要になりますが、最近の投資ブームから投資を始めた人の大半がリスク管理が曖昧なままになっているように感じられます。
投資のリスクと言えば「リスク許容度」というぼやっとした言葉ですまされがちです。
リスク許容度を「数字」でしっかりと把握することが投資で失敗しないための第一歩なのかと考えます。
その数字を推計するために必要なのが、ファイナンス理論
自身のリスク資産の「リスク」を数字で把握するためにぜひともおすすめしたい1冊です!
まとめ
2022年に読んだ本を振り返るとほぼ投資関係の本しか読んでませんでした😂
それだけ自身の投資への知識の未熟さを思い知る年となったわけでもあります。
最近では、「You Tubeで投資を学ぶ」ことがスタンダードになっていますが、You Tubeでは耳障りの良い言葉を並べてる動画ばかりで投資の「リスク管理」に踏み込んだ動画はほぼありません。
「リターンの源泉はリスク」であるなら、まずはリスク管理をすることでリターンが期待できるというもの。
読書を通じてリスク管理の大事さと付き合い方について、深く考えさせられた年になりました。
来年からは新NISAが始まるという事で、ネット上にはますます色んな情報がひしめき合っています。
特定の発信者の情報を鵜呑みにせず、自分で考えることをやめないためにも学びを続けていくことが大事ですね。
今年も引き続き学んでいきます!
勉強に
終わりなし!