株価低迷時などに盛り上がりをみせる高配当株投資
配当金は家賃収入と並んで不労所得の代名詞とも言われたり。
最近、個人的に謎なのが、「インデックス投資は未来を良くして、配当金は今を良くする」といったニュアンスの発信
確かに配当金で今の家賃や住宅ローンが払えるなら、生活は劇的に変わる気がします。
しかし!
そんな高額な配当金をもらえるようになるのは何年かかるのか?というお話。
お金持ちであればあっと言う間に1年後の配当金が毎月10万円とかもありえるかもしれません。
毎月10万円の配当金は税引き前利回り4%前後の高配当株を4,000万円程度保有していれば実現できるかもしれません。
10万円あれば家賃や住宅ローンの負担はかなり軽くなる世帯がほとんどでしょう。
ただ、それを実現するために庶民は何年かかるのか?
平均的収入の庶民が4,000万円もの高配当株を保有できるのは、退職金を注ぎ込んで実現できる「かもしれない」レベルなのかなと…。
それなのに、高配当株投資で「今」を良くする!
と言って高配当株に投資してホントに「今」の生活が良くなるのだろうかと…。
庶民が満足な配当金をもらうためには毎月質素な生活をしてつみたてNISAなどの非課税制度には目もくれず、ただひたすらに高配当株へ投資する。
「今」を良くするために「今」を犠牲にしながら20年、30年先の未来のために高配当株に投資するという矛盾
考えれば考えるほど謎は深まるばかりです…。
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