本サイトは記事内に広告を含みます

インデックス投資のリスクから学ぶこと

PVアクセスランキング にほんブログ村

前回の記事

前回の記事では、元本保証型の投資先がいかに怪しい投資先であるかがわかりました。

本記事では実際にあった詐欺事件とともに投資のリスクとリターンについて考えてみます。

どの投資先に投資しますか?

どれに投資する?

上記のリスク・リターンマップは前回の記事でも紹介したものです。

では、実際にどんな投資先なのかがこちらです。

元本保証の異常性に注目

次にそれぞれについて見ていきます。

1 Frich Quest

  • リターン 60%(年複利)
  • リスク 0%
  • 元本保証【あり】

こちらは令和5年2月に発覚した投資詐欺事件です。

総額200億円以上を騙し取ったと言われています。

謳い文句はこちら

「1口100万円で月利4%!元本保証!」

よくよく調べてみるとこの会社、数年以上前から存在していて個人ブログなどで怪しい会社として取り上げられていたようです。

2 L&G(円天)

  • リターン 36 %(年利)
  • リスク 0%
  • 元本保証【あり】

遡る事、十数年の2006年、L&Gは出資者約3万7千人から約1285億円を集めたとされています。

謳い文句はこちら

「年36%の利息と元本を保証する」

また出ました、元本保証。

高齢者を中心に組織的な詐欺事件として、当時注目されていたのを覚えています。

しかしながら、被害者が高齢者であったためか当時の私は興味が薄れるのもあっという間だった気も…。

詐欺事件と聞くとどこか他人事に思えてしまっていたのかも…。

こうやって記事にしてみると、身近にこんな話があっても本当にきっぱりと断りきれるのかと思える巧妙な手口にゾっとします。

数々の有名人を広告塔に起用してバンバン宣伝していたわけですからね…。

3 安愚楽牧場

  • リターン 8 %(年利)
  • リスク 0%
  • 元本保証【あり】

約7万3千人から約4200億円もの資金を集めた和牛オーナー制度

謳い文句はこちら

「出資者が牧場所有のメスの繁殖牛を購入してオーナーとなり、年1回産む子牛を買い取る名目で毎年3~8%を配当契約終了時には繁殖牛を購入時と同額で買い戻す

こちらも結局のところ、「配当は毎年出ますよ~、最後には同額で買い取るので元本保証ですよ~」と、出資者の心を揺るがす言葉を巧みに巨額のお金を集めていたことに。

この事件、調べれば調べるほど、なかなかに闇の深い事件で「これは騙されても仕方ない…」とまでも思えるようなレベルです。

国、政治家、一流企業、投資雑誌、企業サイトなどが関わっており、SNS全盛期の現代において無事では済まないかのような事例がわんさか出てきます…。

「豊田商事」上回る最悪被害「安愚楽牧場」、日本を詐欺天国にしてしまった農水省と消費者庁の罪

https://www.sankei.com/article/20140819-COH2XUWB3VJMFE7JSVUJ5KIYVE/

4 ジャパンライフ

  • リターン 6 %(年利)
  • リスク 0%
  • 元本保証【あり】

被害者は約7千人で、被害額は計約2100億円

こちらは詐欺事件として表沙汰になったのが2020年のため、まだ記憶に新しい事件です。

とはいえ、私が生まれる前から存在していた会社ということで、その歴史の長いこと。

むしろ今までなぜにほったらかしにされていたのか闇深です…。

謳い文句はこちら

「年利6%の配当収入と元本保証を約束する

もう、ここまで来ると詐欺かどうか見分けるのが簡単になるレベル

元本保証の高利回りは間違いなく詐欺ですね…。

5 S&P500連動型投資信託

  • リターン 7%(年利)
  • リスク 20%
  • 元本保証【なし】

いよいよ元本が保証されなくなってしまいました。

最近の米国株人気や投資ブームも相まって、国内の全公募投資信託の純資産残高で№1の座に輝いた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がまさにこれ。

リスクとリターンは推計する証券会社等によりやや違ってきますが、おおむねこの程度かと。

元本保証ではないのに純資産残高は1兆8065億円(2023年2月6日現在)と物凄い残高ですね。

ちなみに最近人気急上昇中の「全世界型株式指数連動の投資信託」も若干の違いはあるものの同様のリターンとリスクです。

1年前でもこの勢い

6 レバナス

  • リターン 7%(年利)
  • リスク 50%
  • 元本保証【なし】

2022年に一世を風靡したレバレッジNASDAQ100、略して「レバナス」

色々と物議を醸したこの投資商品、今や当時の見る影もないような期待リターンとなってしまっています。

フィデリティ証券より

期待リターンでは全米型、全世界型投信とほぼ変わらない状況まで落ち込みながら、リスクは絶好調時と変わらずの約50%

この数字がいかにハイリスクであるかを物語っています。

7 バランスファンド

  • リターン 5%(年利)
  • リスク 15%
  • 元本保証【なし】

バランスファンドの名前からローリスクを想像しがちですが、決してそんなことはありません。

リスクは15%と低くはなく、むしろ高い部類と考えます。

フィデリティ証券より

8 日本国債(変動10年)

  • リターン 0.3%(年利)
  • リスク 0% ※1
  • 元本保証【あり】

※1 国債は無リスク資産として分類されるため「リスク0%」と表記しています。

個人向け国債トップページより

元本割れがなく、最低金利も保証される安心な債券です。しかも1万円から購入できる!

率直に言ってしまえば、「元本保証」とはこういうもの、だということ。

満足のいくリターンが期待できるとはいい難いですね。

リターンはリスクの対価であるからこそ、リスクのない投資先に多くのリターンを望むことはできない、と考えるべきです。

9 ネット銀行普通預金

  • リターン 0.1%(年利)
  • リスク 0%
  • 元本保証【あり】

ネット銀行の標準的な金利が0.1%です。

元本保証された安心な投資先です。

ここまで来ると何の派手さもなくなってしまいました…。

インデックス投資のリスクから学ぶこと

本記事ではインデックス投資を含む9個の投資先について見てきました。

高利回りの元本保証がいかに危ない投資先であるかが、よくわかりました。

市場平均と言われるインデックス投資でようやく、「期待リターン7%、リスク20%、元本保証なし」です。

リスク20%をどこまでの下落があるものと推計するかは、それぞれの投資家の判断によるかと思います。

ただ、リーマンショック時には最大で約50%もの下落があったことを考えると…。

それほどまでのリスクを受け入れて、ようやく年利7%のリターンが期待できるということ。

この投資で満足するかどうかは人それぞれですが、「リスクのない甘い話などはない」と心の片隅に常に置いておきたいものです。

合わせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です