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VOICEVOX:ずんだもん
インデックス投資は未来のため
配当金投資はイマの生活を豊かにするため
どこからこのような考えが生まれたのかは分かりませんが、本当にそう言えるのか?
以前の記事にて、理論上の配当金は配当落ちがあるがために資産の一部を取り崩しているようなものであることがわかりました。
確かに株式などの資産を取り崩せばイマ使えるお金は増えるので、楽しむことができそうです。
この記事では、バランスシートの図解とともにイマを楽しむ配当金について考えてみます。
イマの生活を豊かにする配当金
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VOICEVOX:ずんだもん
そもそもなぜ配当金があると今の生活が豊かになるのでしょうか?
別に配当金がなくても家計管理がしっかりできていて、収入と支出のバランスが取れていれば今の生活は十分に豊かになる気がします。
では、高配当株投資をしている中で、配当金を再投資せずに使ったケースを考えてみます。
配当金はバランスシートの中での動きは、どうなっているのかを確認してみます。
あれ?
資産が
減ってる…
イマを楽しむために配当金を使っただけなのに資産が減ってしまいました…。
配当金は天からの贈り物ではないので、当たり前の話なのですが…。
しかも税金まで取られています。
これではイマを楽しむことで何かを犠牲にしてしまっているのでは…?
まとめ
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VOICEVOX:ずんだもん
インデックス投資は未来のためだけど、配当株投資ならイマの生活が豊かになる!
この話をバランスシートで見てみると「豊かになる」というよりは、ただ単にいつもより多めにお金を使っているだけ…。
理論上の配当金は、月の収支とは別にリスク資産を取り崩して使っているようなものになります。
そのため、リスク資産が減ってしまうことで期待できるリターンが少なくなるということ。
そもそもの話ですが、イマを楽しむお金を見込んだ家計管理が必要なのです。
貯蓄率を気にするあまりに毎月の支出を削ることに力を入れて、旅行や遊びに使うお金は考えずに余ったお金はどんどん投資に回す。
そのような家計管理をしていると、手元に常に現金がない状態となり、配当金を殊更ありがたがって使うことになりかねません。
配当金を「特別なお金」として使っていると、資産形成期の資産の増加にブレーキをかけることになります。
普通の人にとっての資産形成期には、いかにリスク資産をほったらかしにできるかどうかを考えて、家計管理やライフプランを考えることの方がめちゃくちゃ重要です。
それでもどうしてもお金が必要な時は、リスク資産を特別なお金と考えずに使えるようにしておくことも大事です。
投資を始めたばかりの頃には、配当金という名の不労所得が羨ましくなることも…。
だがしかし!
配当金は天からの贈り物でもなければ、暴落時の心の拠り所でもありません。
インフルエンサーの甘い言葉に誘惑されて、特に目的もなく高配当投資を始める必要はありません。
資産が形成できてから「お金を使う力」が試されるわけではなく、イマもすでに使う力は試されています。
イマを楽しむために本当にお金をつかうべきところはどこなのか?
その答えもないままに「配当金があればイマを楽しめる」なんてことはありません。
かく言う私も
配当金生活に
憧れていました
配当落ちとは…?