先日の金融危機の引き金となったSVB(シリコンバレーバンク)の破綻と、クレディスイス
インデックス投資をしているから特に関係ない、と思いきや意外にもその影響か及んでいました。
全世界株式(オルカン)の受けた影響は?
全世界株式(オールカントリー)のSVB保有比率は、0.01%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で0.02%
影響ゼロとまではいきませんが、気にするほどでもない数字です。
評価額100万円分の投資信託の場合100円ほどです。
ちなみに、クレディスイスの保有率は下表のとおりです。
全世界株式(オールカントリー)で0.017%です。
個別株のリスクが投資信託に与える影響
オルカンもS&P500も広く分散された投資信託です。
そのため、個別株のリスクは理論上は0とみなせます。
となると、今回の金融危機ではこれらの投資信託は、SVB破綻による個別株リスクではなく、市場リスクにより下落したということ。
もし、SVBの個別株を持っていたとしたら、最大限の個別株リスクによりポートフォリオの評価額は大きな下落をしたことでしょう。
しかしながら、広く分散された投資信託であれば、個別株のリスクは気にせずに市場リスクだけを資産配分の判断材料とすることができます。
オルカンとS&P500に半分ずつ投資していたら…
Twitterではよく見るオルカンとS&P500へ半々に投資するやり方
このやり方であれば、分散効果によりリスクは軽減できていたのか?
残念ながら、リスクは軽減されません。
むしろ、アメリカの市場リスクが大きくなっているため、ポートフォリオの下落率は全世界株式のみよりも大きくなってしまいます。
とはいえ、現状の全世界株式における米国株式の比率を考えれば、目に見えるほどの違いはほぼないのですが…。
インデックス投資信託で長期投資を考えているなら…
インデックス投資で長期投資を考えているなら、今回のような金融危機は市場リスクとして受け入れ続ける必要があります。
この市場リスクを受け入れるからこそ、リターンが期待できるというもの。
長期投資を見据えるなら、不安が募る事態に一喜一憂することなく、リスク許容度の範囲内で投資を続けていきましょう!
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