この記事では1つのダウンロードソフトを2台のニンテンドースイッチで同時に遊ぶ方法を解説します。
この方法は小さなお子さんだけで設定するのは無理なので、基本的にはパパ&ママが、設定する必要があります。
公式サイトでも解説されているのですが、イマイチわかりづらいところを補足していきます。
ユーザーとアカウントの違い
まずはユーザーとアカウントの違いを理解することが1つのダウンロードソフトを2台のスイッチで使いこなすための近道です。
ユーザーとは?
ニンテンドースイッチにおける「ユーザー」とは、ニンテンドースイッチ本体に登録できる利用者のことです。
スイッチのソフト選択画面の左上にある丸いアイコンの数がその本体に登録されているユーザーの数となります。
このユーザーはスイッチ本体に登録する設定のため、オンライン環境になくとも作成することは可能です。
オフラインで遊ぶソフトには家族それぞれがユーザーを登録することでゲーム内で使えるソフトもあります。
必ず作らなくても1つのパッケージ版ソフトを複数人で遊ぶことは可能なため、メインで遊ぶ本人以外は作る必要はありません。
2人で1つのスイッチを使う場合は、セーブデータを分けるためにも使う人数分のユーザーは作った方が使いやすさはアップします。
ニンテンドーアカウントとは?
「ニンテンドーアカウント」とは、オンラインのニンテンドー公式サイトにて無料で作成できるアカウントのことです。
この無料ニンテンドーアカウントを作ることで、ダウンロードソフトの購入ができるようになります。
まだ、「Nintendo online(有料)」への加入ができるようになり、スプラトゥーン3などのオンライン対戦などで遊ぶことができます。
ニンテンドーアカウントがないと、「ニンテンドーeショップ」にログインすることができないので、オンライン対戦やソフトのダウンロードはできません。
ニンテンドーアカウントは、スプラトゥーン3などのオンライン対戦をしたい場合には必須のアカウントとなります。
ちなみにフォートナイトなどは、ニンテンドーアカウント(無料)さえあればニンテンドーオンライン(有料)への加入がなくても、オンライン環境さえあれば遊ぶことができるソフトもあります。
ニンテンドーアカウントは親と子供で分けるべき?
ニンテンドーアカウントは、基本的には親と子供で分けておいた方がよいです。
そもそも子供アカウントは、年齢制限により親のアカウントがないと作れません。
親がゲームをしない場合でも、親のアカウントと子供のアカウントは分けておくべきです。
親と子供がニンテンドーアカウントを共有していると、子供の「みまもり設定」ができず、年齢制限をかけられなかったりと不便が生じます。
また、親と子供はファミリー設定ができます。
ファミリー設定をしていれば、子供が欲しいダウンロードソフトを親のクレジットカードで購入することができるようになります。
また、子供がプリペイドカードなどでダウンロードソフトを購入した場合でも親のメールアドレス宛に購入明細が届くようになります。
なお、ダウンロードソフトはアカウント紐付けのため、親のアカウントで購入したダウンロードソフトを子供のアカウントに移行させるようなことはできません。
そのため、ゆくゆくは子供1人で自分のアカウントを管理するようになることを考えると、親のアカウントで子供を遊ばせることは、最終的に不便が出てくることになります。
「いつもあそぶ本体」の意味は?
「いつもあそぶ本体」かどうかによって、ダウンロードソフトを遊べるユーザーが異なります
「いつもあそぶ本体」
→本体内のすべてのユーザーが遊べます
「いつもあそぶ本体」ではない本体
→ダウンロードソフトを購入したユーザーのみが遊べます
任天堂公式サイトより
つまり、「いつも遊ぶ本体」は別のユーザーも使うことができるということ。
大前提となる条件
- インターネット環境がある
- 2台のニンテンドースイッチがある
- 2台のニンテンドースイッチがインターネットに接続されている
- 親のニンテンドーアカウントがある(子供のスイッチで設定する場合)
- 登録してあるユーザーは2人ともニンテンドーアカウントを持っている
- 2人のニンテンドーアカウントのログインパスワードを覚えている
- 2人が同時に同じソフトを使う予定がある(スプラトゥーン3など)
- スプラトゥーン3などのオンライン対戦系ソフトは別途ニンテンドーオンラインへの加入が必須
1つのダウンロードソフトを2台のスイッチで遊ぶ方法
ユーザーとアカウントの違いを理解すればそこまで苦労する設定ではありませんので、順を追って設定すれば大丈夫です。
なお…、次のようなことは起こりませんのでご安心を。
- 今使っている本体の交換
- 本体間でのセーブデータの大移動
この設定をしても、今まで使っていた本人が本人のスイッチで遊び続けることができます。
その上で、兄弟姉妹が買ったダウンロードソフトを無料で遊べるという神仕様なのです。
登場人物とスイッチ本体、ユーザー&アカウントの確認
ここからは文字だけだとかなりややこしくなりますので、順を追って説明するために「A太郎」と「B子」の2人が登場します。
そして、A太郎とB子はそれぞれ「ユーザー」登録と「ニンテンドーアカウント」登録が必要になります。
- A太郎(本人)
- ユーザーA太郎(ニンテンドースイッチ本体にA太郎が登録したユーザー)
- A太郎のニンテンドーアカウント
- A太郎のスイッチ本体
- B子(本人)
- ユーザーB子(ニンテンドースイッチ本体にB子が登録したユーザー)
- B子のニンテンドーアカウント
- B子のスイッチ本体
ユーザーとニンテンドーアカウントは連携することで、ユーザーがニンテンドーのサイトに認識されることになります。
順番を1つでも飛ばすと最初からやり直しが必要な項目もありますので、ゆっくりと操作を進めてください。
1人目(A太郎)のスイッチの設定
- A太郎、B子のスイッチ本体それぞれで【ニンテンドーeショップ⇨アカウント情報⇨いつもあそぶ本体】を解除する※アカウント情報は右上の丸いアイコンからページ移動できます
※アカウント情報の「現在の残高」などが書いてあるところの一番下から2番目の項目
※ここは必ず2台のスイッチでそれぞれの操作を実施してください! - ここからはA太郎のスイッチ本体のみを使って設定していきます。B子のスイッチにはノータッチ!つまりこれから設定に使うスイッチ本体は1台だけです。
- A太郎のスイッチ本体で、【ニンテンドーeショップを選択⇨だれがニンテンドーeショップを使いますか?⇨右の「+」マークからユーザーを追加⇨あたらしく作る】をおこなう
- A太郎のスイッチ本体で、B子をユーザーとして追加する
- A太郎のスイッチ本体であたらしく作ったユーザーB子を、B子のニンテンドーアカウントと連携させる
- A太郎のスイッチ本体であたらしく作ったユーザーB子がA太郎のスイッチ本体にてニンテンドーeショップに始めてログインすると、A太郎のスイッチ本体がユーザーB子の「いつもあそぶ本体」として登録される
※ニンテンドーeショップのアカウント情報で確認できる - 【ここからのポイント】ユーザーB子とB子のニンテンドーアカウントが連携されたため、これからの手順は「ユーザーB子=B子のアカウント」の状態で設定が進んでいきます
- 【ここで確認】
A太郎のスイッチなのに、ユーザーB子が「いつも遊ぶ本体」として登録されている逆転現象が起きている状態になっていればOK - A太郎のスイッチ本体を操作し、ユーザーB子でニンテンドーeショップにログインし、【アカウント情報⇨再ダウンロード⇨今まで購入したダウンロードソフト一覧⇨雲マークを押す⇨ダウンロードソフトのダウンロードが始まる】この操作を実行すると、A太郎のスイッチ本体にユーザーB子が今まで購入したソフトがダウンロードされる
- ユーザーA太郎がA太郎のスイッチ本体で、今まで遊ぶことができなかったユーザーB子の購入したダウンロードソフトで遊ぶことができる
これでA太郎のスイッチ本体の設定は完了です。
2人目(B子)のスイッチの設定
続いてB子のスイッチ本体の設定です。
- ここからはB子のスイッチ本体のみを使って設定していきます。A太郎のスイッチにはノータッチ!
- B子のスイッチ本体で、【ニンテンドーeショップを選択⇨だれがニンテンドーeショップを使いますか?⇨右の「+」マークからユーザーを追加⇨あたらしく作る】をおこなう
- B子のスイッチ本体で、A太郎をユーザーとして追加する
- B子のスイッチ本体であたらしく作ったユーザーA太郎を、A太郎のニンテンドーアカウントと連携させる
- B子のスイッチ本体であたらしく作ったユーザーA太郎がB子のスイッチ本体にてニンテンドーeショップに始めてログインすると、B子のスイッチがユーザーA太郎の「いつもあそぶ本体」として登録される※ニンテンドーeショップのアカウント情報で確認できる
- 【ここからのポイント】ユーザーA太郎とA太郎のニンテンドーアカウントが連携されたため、これからの手順は「ユーザーA太郎=A太郎のアカウント」の状態で設定が進んでいきます
- 【ここで確認】B子のスイッチなのに、ユーザーA太郎が「いつも遊ぶ本体」として登録されている逆転現象が起きている状態
- B子のスイッチ本体で、ユーザーA太郎でニンテンドーeショップにログインし、【アカウント情報⇨再ダウンロード⇨今まで購入したダウンロードソフト一覧⇨雲マークを押す⇨ダウンロードソフトのダウンロードが始まる】を実行すると、B子のスイッチ本体にユーザーA太郎が今まで購入したソフトがダウンロードされる
- B子のスイッチ本体でユーザーB子が今まで遊ぶことができなかったユーザーA太郎の購入したダウンロードソフトで遊ぶことができる
お疲れ様でした。
以上で設定は終了です✨
1つのダウンロードを2台のスイッチで遊ぶ方法のメリット&デメリット
- ソフト購入は1つだけ
- ソフトを売ることができない
- 設定は親が理解する必要がある
- 本人が買ったソフトは基本的にはオンライン環境でないと遊べない
これからソフトを買うときはどうすればいい?
これからダウンロードソフトを購入するときの注意点は特にありません。
ダウンロードソフトはニンテンドーアカウントと紐付いているため、A太郎、B子どちらの本体で購入しても2人とも遊ぶことができます。
A太郎が新しいソフトを買うケース
A太郎が新しいダウンロードソフトを買う場合は次のとおりです。
- A太郎のスイッチ本体でA太郎のニンテンドーアカウントでニンテンドーeショップにログインする
- 欲しいダウンロードソフトを購入する
これだけです。もはや迷う余地なし!
次にA太郎が購入したダウンロードソフトをB子もやってみたくなった場合は次のとおりです。
- B子のスイッチ本体でA太郎のニンテンドーアカウントでログインします。
- A太郎のアカウント情報から再ダウンロード⇨ダウンロードソフト一覧からA太郎が購入したソフトをダウンロード
以上です。
考え方としては「A太郎が買ったソフトはA太郎のニンテンドーアカウントでしかダウンロードできない」という当たり前のポイントを覚えておけばOKです。
まとめ
長時間の設定お疲れ様でした。
今どきのゲームは親が仕組みを理解していないと、子供が全くゲームをできないことが普通に出てきます。
ゲームをしない親にとっては、かなりわかりにくい内容かとは思いますが、兄弟姉妹でお小遣いを半々でダウンロードソフトを購入できる超絶お得なこの仕様
手順の1つ1つを追っていけば大丈夫です。
ぜひとも設定してみて、家族でニンテンドースイッチライフを楽しんでください✨
\家族でお得にナワバリバトル/